このページでは美肌を目指す上で欠かせない「美肌菌」と美肌菌を増やす方法について解説しています。
管理人(みんと。)も美肌菌を意識したスキンケアにシフトすることで肌ツヤや肌の健康状態が良くなりましたので参考になさってみてください。
なるべく分かりやすく書いていますので、気楽に読んでみてくださいね。
目次
美肌菌とは?
美肌菌は皮膚常在菌のひとつ
美肌菌って何?
美肌菌は肌の表面に住み着いている細菌のことです。お肌を美しく保つ役割をしてくれています。
え?肌表面に細菌が住んでるの?
そうです。
人の肌表面にはたくさんの種類、たくさんの数の細菌が住んでいるんです。
ほぇぇ
これら肌表面に住んでいる細菌のことを「皮膚常在菌」といいます。
皮膚常在菌の中で特に美肌のために良いことをしてくれる菌のことを「美肌菌」と呼びます。
全身の皮膚には約200種類を超える常在菌が住んでいます。
顔には約19種類の常在菌が存在していると言われています。
美肌菌が肌を潤してキメを整えてくれる
美肌菌の代表的なものが「表皮ブドウ球菌」です。
表皮ブドウ球菌は皮脂や汗を分解して「グリセリン」という天然のクリームを作って肌に潤いを与えてくれます。
グリセリンは多くの化粧品に配合されている安全性の高い保湿成分です。
美肌菌がしっかり肌に住んでいてくれれば美肌菌がグリセリンを生み出して肌を自然にしっとりと潤してくれます。
潤いのある肌になると肌のキメが整います。キメが整うと肌が光を綺麗に乱反射するようになるため輝きのある肌に見えるようになります。
美肌の人の肌が透明感があったり、光り輝いてみえるのはキメが整っているからなんです。
つまり美肌菌が肌を潤してキメを整えて美肌へと導いてくれるというわけです。
美肌菌は悪玉菌も防いでくれる
しかし皮膚常在菌の中には美肌菌のように肌に良いことをしてくれる「善玉菌」もいれば悪いことをする「悪玉菌」も存在します。
悪玉菌の代表的なものが「黄色ブドウ球菌」です。
黄色ブドウ球菌は「表皮剥脱毒素(ひょうひはくだつどくそ)」という毒素を持っていて角質層の細胞と細胞を繋ぐ接着剤である「デスモソーム」という糖タンパクを溶かしてしまいます。
肌のバリア機能を果たしている角質細胞の並びがバラバラに壊されてしまうわけです。バリアが働かなくなってしまうと肌のキメが乱れて、かゆみや炎症などの原因となってしまいます。
しかし安心してください。悪玉菌である黄色ブドウ球菌は「弱酸性」に保たれている健康な肌では悪さをしません。
そして肌を弱酸性に保つために「表皮ブドウ球菌」などの「美肌菌」がこれまた活躍してくれます。
美肌菌は「脂肪酸」や「プロピオン酸」などの「酸」を作り出して、肌を弱酸性に保ってくれる働きをします。
つまり美肌菌が肌にしっかり存在していると悪玉菌が悪さすることを防いでくれます。美肌菌が皮脂膜を弱酸性に保つことでニキビや炎症などを防いでくれているというわけです。
美肌菌って凄いじゃん!
そうなのです!美肌を目指すなら美肌菌を整えてあげることが重要なポイントです!
美肌を目指すためには
- 美肌菌をなるべく減らさないこと
- 美肌菌の数を増やしていくこと
これが重要なポイントになります。
何が美肌菌を減らしてしまうのか?
美肌菌は洗顔するたびに洗い流されている
美肌菌は肌の表面や角質層の間に住んでいます。
しかし洗顔をすることで美肌菌は顔から流れ落ちてしまいます。
化粧を落とすための洗顔は大事ですが、洗い過ぎには注意しましょう。
(ちなみに洗顔で美肌菌は洗い流されてしまいますが、全ていなくなるわけでなくて肌にある程度残っていて、また繁殖して増えてくれます)
化粧品に含まれている「防腐剤」が美肌菌の繁殖を妨げる
また美肌菌は化粧品に入っている「防腐剤」の影響を受けます。
化粧品の多くには「水」が含まれています。水を腐らせないために防腐剤が入っていますが、美肌菌もまた防腐剤の影響を受けて、繁殖を妨げられてしまいます。
特に化粧水の成分は80%以上が水なので防腐剤も多く入っています。
保湿のための化粧品を選ぶならば化粧水よりも保湿作用のあるクリームの方が美肌菌への悪影響が少ないと言われています。
美肌菌の増やし方
お肌を美肌に導いてくれる「美肌菌」。
では一体どうすれば美肌菌が増えてくれるのでしょうか?
美肌菌は皮脂や汗を食べて増える
美肌菌の好物は皮脂や汗です。
特に運動をしてかく汗(「温帯性発汗」というエクリン腺〈汗腺〉から出るサラサラした汗)が好物です。
美肌菌は汗や皮脂を養分として増殖します。
ウォーキンや階段上りなどうっすら汗をかく習慣をつけることで美肌菌を増やすことができます。
特に夜お風呂に入った後は美肌菌が減った状態になるので、お風呂上がりに簡単なストレッチなどをすることで少し汗をかくことで夜寝ている間に美肌菌が増えてくれます。
美肌菌を増やすにはビフィズス菌のヨーグルトパックが効果的
美肌菌の研究者であり、「美肌菌」の命名者でもある「出来尾医師」によれば、ビフィズス菌が産生した上澄み液(乳清)のヨーグルトパックをすることで美肌菌の割合が増えるという報告をされています。
注意して頂きたいのは普通のヨーグルトではなく、「ビフィズス菌」で作られているヨーグルトです。普通のヨーグルトの乳清では美肌菌を増やす効果はないそうです。
美肌菌をテーマにしたスキンケア化粧品を利用する
また、最近では美肌菌をテーマにしたスキンケア化粧品も発売されています。
自分の美肌菌を採取して培養して化粧品に配合するというものです。
例えば
化粧をする女性にとっては洗顔は必須なので、洗顔して減ってしまった美肌菌を補うこともできるのでメリットはあるかなと思います。
洗顔で減ってしまう美肌菌を美肌菌入りの化粧品で大幅に補うというイメージですね。
ただし、美肌菌が配合されているとはいえ、抗菌作用のある成分も入っているので美肌菌を増やすということはできるのかな?という感じがします。
ちなみに皮膚常在菌の遺伝子は個人でかなり違うそうで、他人の美肌菌を乗せても定着することができないそうです。
上記の美肌菌化粧品では自らの美肌菌をキットで採取して培養して化粧品に配合するという仕組みになっています。
ただし、培養という高度な技術が必要な分、料金は高くなっています。
約1ヶ月分のセットで約5万円・・自分には無理です・・。
自分は基本的にメイクはしないので洗顔は最小限にして、軽い運動を日常化して美肌菌を増やそうと頑張っています。
美肌菌の命名者が開発に携わった美肌菌化粧品
ちなみに美肌菌の命名者である出来尾医師も開発に携わった美肌菌を増やす方法もあります。
美肌菌を採取して培養して増やして凍結保存しておきます。保存されて培養されて増えた美肌菌がをフリーズドライ化して送られてくるので、それを専用ローションに戻して肌へ届けるという仕組みです。
ただし、こちらも高い技術と設備が必要で料金は初期料金だけで20万、さらに毎月5万円位もしてしまいます。
自分にはとても手が出ないです・・😅
お金に余裕がある方は試してみる価値はあるかと思います。
自分はなるべく
- 美肌菌が洗い流されないように洗顔は最小限にする
- 軽い運動を日常的に行って美肌菌の好物を増やす。
- 週1回ビフィズス菌ヨーグルのパックをする
ということを実践しています😃
あとは防腐剤入りのスキンケア用品はなるべく使わないようにしています。
自分が愛用しているオススメ化粧品
美肌菌を守るためにもスキンケア用の化粧品はこだわっています。

防腐剤も界面活性剤(乳化剤)も完全フリーです。
美肌菌にも肌にも最高レベルに優しくて保湿力もあります。
世の99.99%の化粧品には防腐剤もしくは防腐剤の代わりとして抗菌作用のある成分が入ってますからね。
自分はこれで保湿をしています🙂
美肌菌を測定できるキットもある
自分にはどれくらいの美肌菌が住んでいるんだろう?
と気になる方もいますよね。今は手軽に皮膚常在菌の状態を検査できるキットも販売されているので、一度測定してみるのも良いのではないかと思います。
自分も測定したことがあるので、良ければ参考になさってみてください。

まとめ
・美肌菌は皮脂や汗をエサにして増える
→毎日ウォーキングやストレッチなどで良い汗をかこう
・洗顔で美肌菌は落ちる
→洗いすぎに注意しよう
・ビフィズス菌のヨーグルトパックで美肌菌が増える
→週1,2回を目安
美肌菌が肌に自然な潤いを与えて美肌へと導いてくれますよ。
自分の肌に住んでいる美肌菌を大切にしてあげてください!
今回なるべく分かりやすく簡潔に美肌菌について解説しましたが、もっと詳しく美肌菌について知りたい方は「美肌菌」の命名者である「出来尾格」医師の書籍を読んでみることをオススメします。
ではでは!