実は「みかん」って美容と健康に物凄く役立つ果物だって知っていましたか?
このページではみかんの美容と健康効果をまとめて5つ紹介しています。
これを読めば毎日食べたくなること間違いなしです😄
みかんを食べて美肌を目指しましょう!
目次
1.みかんがうるおい肌にしてくれる
みかんって美味しそうな「オレンジ色」してますよね。
実はこれ「βクリプトキサンチン」という天然のカロテノイド色素の一種の色なんです。
この「βクリプトキサンチン」が美容と健康に大活躍してくれます。
βクリプトキサンチンの分子構造は「βカロテン」に似ていて、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
いわゆるプロビタミンA(生体内でビタミンAに変わる化合物)です。
ビタミンAは肌のハリや潤いを保ったり、紫外線から肌を守ってシミやシワを防ぐ働きにも関わっているビタミン。
肌の健康にとって凄く大事な栄養素なんですね。
みかんには必要に応じて「ビタミンA」に変換される「βクリプトキサンチン」がたっぷり含まれています。
みかんには果物の中でも断トツに多くβクリプトキサンチン含まれているんです。
同じ柑橘系果物のオレンジと比べてもなんと約13倍も多くβクリプトキサンチンが含まれています。
果物名称 |
βクリプトキサンチン含有量 (μg/100g) |
みかん | 1700 |
ぽんかん | 1000 |
パパイア | 820 |
柿 | 500 |
いよかん | 270 |
オレンジ | 130 |
なつみかん | 130 |
カボチャ | 90 |
βクリプトキサンチンの効果はビタミンAへの変換だけではありません。
βクリプトキサンチンは抗酸化作用の効果も高く、活性酸素を除去して細胞が老化するのも防いでくれます。
また、βクリプトキサンチンは血液中に残りやすく食べてから3ヶ月から半年は成分が体に残ると言われています。
冬から春に掛けてみかんをしっかり食べておけば夏から秋までの期間もβクリプトキサンチンの健康効果を享受することができるそうです。
めちゃくちゃ費用対効果が高いですね・・!
そして嬉しいことにβクリプトキサンチンは「甘いみかん」ほど多く含まれています。
みかんを食べるなら甘いみかんの方がオススメです!
みかんの甘さを見極めるポイントとしては
- みかんの皮がツルツルよりシワシワのもの
- みかんのヘタが細いもの
のほうが甘いみかんになりますので買う際の参考にしてください。
ちなみに箱買いする場合は等級を示すマークを目安にしましょう。
秀>優>並(無印)
が一般的に糖度が高い順番となります。
また、βクリプトキサンチンは脂溶性のため食後に食べると、食事中に食べた脂によって溶けやすくなり効率よく吸収されるようになります。
みかんを食べればお肌が潤う。
冬の乾燥しやすい時期にはまさにもってこい果物なんですね。
2.みかんが血管の老化を防ぐ
みかんの健康効果はβクリプトキサンチンだけではありません。
みかんに付いている白いスジ。
食べる時に剥がして食べていませんか?
実は白いスジには「ヘスペリジン」というポリフェノールの一種が多く含まれています。
ヘスペリジンは別名「ビタミンP」とも呼ばれていて毛細血管の壁を強化する作用があります。
血流の改善作用もあるため冷え性の改善にも効果があるんです。
ビタミンPは正確にはビタミン類には分類されず、ビタミンに似たような働きをするという意味で「ビタミン様物質」と呼ばれてます。
ちなみにみかんの白いスジの部分を「アルベド」と呼びます。
みかんの枝から上がってきた栄養や水分を実に届ける役割をしているため、栄養素がしっかり詰まっている部分なんですね。
ヘスペリジンの含有量はみかんの実に比べて40倍多く含まれているとも言われているので、みかんを食べる際はなるべく白いスジも一緒に食べると健康効果がよりいっそう高くなります。
3.みかんのビタミンCが肌のコラーゲンを生成してくれる
みかんの美容効果はまだまだあります・・!
みかんにはビタミンCもたっぷり含まれています。
ビタミンCは肌のコラーゲンを作るためにも必要不可欠な成分です。
肌の表皮の内側にある真皮層は約80%がコラーゲンでできていて肌の弾力を保ってくれています。
コラーゲンは細胞を活性化する働きもあり表皮細胞の新陳代謝を活発にしてみずみずしい肌を保ってくれているんです。
さきほども言ったようにコラーゲンが生成されるためにはビタミンCが必要不可欠。
ビタミンCには他にもシミやシワができるのを防いでくれる作用があるので美肌効果も大変大きいんですね。
しかし人の体は自らビタミンCを作ることができないため食事から摂る必要があります。
ビタミンCは加熱すると壊れやすい性質があるので、皮を剥いてすぐ生で食べることができるみかんはビタミンC摂取にうってつけの果物というわけなんですね。
4.みかんで骨粗しょう症対策!
三ケ日町の住民1073名を対象とした10年にわたる栄養疫学調査でみかんの凄い健康効果が明らかになりました。
「頻繁にみかんを食べていて血中のβクリプトキサンチン濃度が高いグループではそうでないグループに比べて骨粗しょう症のリスクが92%も下がった」
というデータが出ています。
これはβクリプトキサンチンの効果で、骨を破壊する破骨細胞の働きを抑えることができるからではないかと言われています。
三ヶ日町の調査では骨粗しょう症だけでなく
みかんをよく食べる人達は
- 脂質代謝異常症の発症リスクが33%低い
- 肝機能異常症の発症リスクが49%低い
- 動脈硬化症の発症リスク45%低い
- 2型糖尿病の発症リスクが57%低い
と成人病などにも高い予防効果があることが分かりました。
詳しいデータはこちらに
参考 健康に役立つβクリプトキサンチンのパワーJAPAN FRUIT ROADみかんの健康効果が凄いことになってますね・・!
5.みかんにはダイエット効果まである!
みかんの皮に含まれる香りの成分「リモネン」の香りを嗅ぐことでダイエット効果も期待できるんです。
リモネンを嗅ぐことで褐色脂肪を支配する交感神経が興奮して体温が上がり代謝が高まるためだと言われています。
交感神経が刺激されて体温がUPすると食欲を抑えて脂肪が分解されやすくなります。
オススメのみかんの皮の使い方は、食べ終わったみかんの皮をネットに入れてお風呂に浮かべることです。
入浴しながらみかんの香り(リモネン)包まれてダイエット効果があるなんて嬉しいですね。
1日どれくらいみかんを食べればいいの?
三ヶ日町の調査では1日に3~4個以上のみかんを食べている人達で特に優位な効果が出ていたそうです。
1日に3個のみかんを食べることが推奨されることが多いようです。
逆にみかんも食べすぎると糖分を摂りすぎになる可能性もあるので注意しましょう。
βクリプトキサンチンは体内に残りやすい成分ですので1日1個でも継続して摂取すれば十分、美容と健康に効果があると思われます。
1日1個のみかんを2ヶ月続けた感想
自分は毎日夕食後にみかん1個を食べるようにしています。
翌朝の肌がツルンとしてツヤが出るように感じていますよ。
科学的な調査でもみかんの健康と美容効果は証明されているので是非取り入れてみてほしいなと思います😃
みかんを箱買いして食べきれない場合は皮付きで冷凍保存しておきましょう。冷凍してもβクリプトキサンチンの成分は失われないので自然解凍や半解凍の状態で食べても美容と健康効果を発揮してくれます。
みかんがない時期には「みかんジュース(果汁100%)」でもβクリプトキサンチンを摂取することができます。コップ1杯(200CC)を2日に1回くらい飲むことが目安です。(あくまで「みかんジュース」です。オレンジのジュースにはβクリプトキサンチンはあまり含まれていませんのでご注意を!)
まとめ
というわけでみかんの美容と健康の凄い効果についてまとめてみました。
美味しいのに健康と美容に役立ってくれるなんて最高の果物ですね。
是非毎日の食生活に加えてみてください😃
ではでは!